休暇を使って、フランス南西部のトゥールーズToulouseへ旅行してきました。
旅の大きな目的は、Airbusの工場見学です。
今回はAirbus工場見学のための予約方法や行き方、さらに見学の感想をお伝えします。
1. Airbus トゥールーズ工場について
2. 電車とホテル、そしてAirbus工場見学の予約方法
3. Airbus Toulouse工場へのアクセス方法
4. Airbus Discovery Tour
5. 時間があればAirbus museumとお土産売り場にも
6. トゥールーズの街並みとAirbus工場を堪能しよう!
Airbus トゥールーズ工場について
Airbus社は、アメリカのボーイング社と二大旅客機製造メーカーとして知られています。
トゥールーズ工場は、トゥールーズ・ブラニャック空港に隣接している、Airbus社の中でも最も主要な工場です。
Airbus本社も近郊にあります。
Airbusでは、欧州の各地で旅客機部品を製造し、それらの部品がトゥールーズに集合して組み立てられているのです。
ちなみに、工場見学で知ったのですが、最新型A380の前輪タイヤはブリジストン製のようです。
フランスのタイヤメーカーとして知られるミシュランにも負けてませんね。
電車とホテル、そしてAirbus工場見学の予約方法
旅の始まりは各種の予約から、ということで、以下に予約方法やアクセスの仕方をまとめていきます。
フランスの電車予約方法
今回はフランス国内からの旅行だったので、TGVを利用してトゥールーズ・マタビオToulouse Matabiau駅まで行くことにしました。
TGVの予約は、SNCFの公式サイトhttps://en.oui.sncf/en/から行ないました。
フランス国内の移動を考える時には、SNCF公式サイトの他にも、携帯アプリのOui.sncfやGo Euroも非常に便利です。
機会があれば、詳細はまた後日記載したいと思います。
日本からであれば、パリ経由で直接トゥールーズ・ブラニャック空港まで飛行機で行くという選択肢もありですね。
ホテルの予約方法
続いてホテルの予約ですが、今回は以前紹介したHotels.comを利用しました。
予約サイトの使い方については、こちらの記事に詳しくまとめているので、ご覧ください。
空港近くにもホテルはありますが、やはりトゥールーズの街並みも楽しみたいところなので、僕たちは中心部のホテルを選びました。
アクセス面を考えると、もちろん駅近くが一番良いですが、少々値が張ります。
駅から乗り換えなしでアクセスできるよう、メトロLine A沿いがおすすめです。
Airbus Toulouse工場の見学予約方法
Airbus Toulouse工場の見学は、Airbusのツアー申し込みサイトhttp://www.manatour.fr/frからのインターネット予約です。
右上のアイコンで英語、フランス語、スペイン語を選べます。Book Onlineボタンを押すと、いくつかのツアーメニューが出てきます。
僕たちは、Airbus Discovery Tourに参加しました。参加したいツアーを選択すると、人数と日時の選択画面が現れます。
基本はフランス語のツアーですが、1日に2回だけ英語のツアーもあります。
時間は約90分、一人15.5ユーロです。さらに個人情報を入力し、クレジットカードで支払えば予約完了です。あとは、予約表(予約後に来るメール)を印刷して、当日持っていけばOKです!
サイトにも記載してありますが、EU圏外の人は2日以上前までに予約する必要があるので、ご注意ください。
Airbus Toulouse工場へのアクセス方法
下の地図は、AirBusの工場見学ツアー(Manatour)の集合場所です。
車で行く人が多数のようですが、日本人旅行者は公共交通機関を利用すると思います。
ここでは、Toulouse Matabiau駅からのアクセス方法を紹介します。
Toulouse Matabiau駅からは、メトロLine Aに乗ってMarengo SNCFからArenesまで行きます。

その後、トラムT1に乗り、ArenesからBeauzelleまで行きます。
ちなみに、T1とT2は途中までまったく同じルートを通り、途中で分岐して、空港方面とエアバス工場方面とに分かれます。
メトロとトラムのチケットは、券売機で購入できます。
連続して乗るのであれば別々に購入する必要はなく、1時間以内なら1回分のチケットで、メトロもトラムも乗り放題です。
たくさん乗る予定がある方は、10回券などを購入すると良いです。
各チケットの値段は、https://www.tisseo.fr/en/tickets-priceに詳しく記載されていますよ。
トラムを降りると、近くに「Let’s visit Airbus」という標識があるので、標識通りに進みます。
途中、アパートの間や建設工事中の場所を通るのでかなり不安になりますが(笑)、合っているので大丈夫です。
奥に見える丸い橋(陸橋です)の方に向かいます。
この先をずっとまっすぐ行くと、Aeroscopiaと書かれた建物に到着します。
中も非常におしゃれな造りでした。
奥には、museumの入り口とお土産売り場もあります。
右手の受付で、印刷してきた予約表とパスポートを見せ、ネームホルダーを受け取ります。
予約時間近くなったら、受付付近で待機するよう言われます。
Airbus Discovery Tour
時間になると別室に案内され、機体組み立て後の初フライト時の映像を見ながら、いろいろと説明してくれます。
写真撮影禁止ですが、飛行機の動かし方など、普段何気なく乗っている飛行機の細部を知れて面白かったです。
初フライトの緊張感も映像から伝わってきて、こちらまで少し緊張しました。
途中、お客さんに案内人の方が問題を出したりしていたのですが、周りの方々の博識さには驚きました。
本当に飛行機好きの方が多いんだなあ、という印象でした。
でも、全然知識がなくても大丈夫ですよ。
映像での説明が終わると、バスで移動して作業倉庫に連れて行ってもらえます。
倉庫の中を見た瞬間、壮大なスケールの工場に驚きました!
僕が行った時はたまたま、製造中のANA機体も置いてあり、嬉しかったです。
最後には、軍用機の内部を見ることもできました。
終始、気軽に質問できるような雰囲気で、とてもおもしろかったです。
時間があればAirbus museumとお土産売り場にも
併設のmuseumも同じ日に見たい場合は、受付で予約表を見せる時に一緒にチケットを購入すれば、プラス8.5ユーロで入場できます。
通常は12.5ユーロなので、お得ですね!
時間があれば、ツアーの前に行くこともできます。
museumは広い格納庫の中にあります。
格納庫の大きさを体感できるだけでも、価値があるなと思いました。
内部には、以前使用していたと思われる実際の機体や、ミニチュア機体など、飛行機好きにはたまらない展示がたくさんあります。
展示の説明はフランス語・英語ですが、展示物を見るだけでも楽しいですよ。
お土産売り場も、受付と同じ建物内にあります。
Tシャツや小物など定番のものから、ブックレットやミニチュア模型まで、品揃えが豊富です。
ツアー前後の空いた時間に見ると面白いです。
トゥールーズの街並みとAirbus工場を堪能しよう!
シアトルのボーイング工場よりも規模は小さいようですが、飛行機が好きな方には楽しいと思います。
今回は行きませんでしたが、Aeroscopiaの隣にはレストランもあるみたいでした。
時間がある方は、近辺を散策したり、複数のツアーに参加したりとより楽しめそうですね。
Airbusといえば、航空機部品輸送のためのベルーガ(シロイルカの形をしたかわいい飛行機)が知られています。
実はこの旅で、めったにお目にかかれないベルーガに会えるのではないか、と期待していました。
Airbus工場では、ベルーガの姿がかなりの遠目にしか見られなかったのですが、ホテルへの帰路で運良く見ることができました!
とても嬉しかったです。

フランスに来た際には、綺麗なトゥールーズの街を観光するだけでなく、Airbus工場を訪ねてみてはいかがでしょうか。