ニーム旅行の写真をまとめたものをYouTubeにアップしています。
暇な時にでもご覧ください!
ニームは、フランス南部に位置し、パリからTGVに乗って約3時間半ほどの都市。
デニムの語源になった街だそうです。
近々、世界遺産に登録される可能性が高いと言われている街でもあります。
ローマ帝国植民地時代の影響が根強く、「フランスのローマ」と言われるほど。
歴史的な建造物が街に点在しており、とても綺麗で、人が温かい街です!
ニームを1日で十分に楽しめる、おすすめの観光モデルコースをお教えします!
ニーム旅の初めに…ニームパス購入のすすめ
1. マルシェ「Les Halles de Nîmes」を楽しむ
2. 「La Tour Magne」でニームの街を一望
3. 「Jardin de la Fontaine」で歴史を感じながらのんびりと
4. 「Maison Carrée」でニームの歴史を知る
5. 日本語ガイドでじっくり知れる「Arènes de Nîmes」
6. 美味しいカフェ「Boulangerie Croquants Villaret」で一息
ニームパス購入のすすめ
ニーム駅はそこまで大きくはないですが、パン屋PAULやキオスクRELAYは入っているので、軽食などちょっとしたものは購入できます。
駅を出ると、目の前に広がる広い歩道!(上の写真は駅の方を向いています)
フランスにしては綺麗な街並みだな〜、というのが第一印象。
世界遺産登録を目指しているからでしょうか、ごみなども比較的少なく、掃除が行き届いている様子が伺えます。
駅からまっすぐ歩いて行くと、Fontaine Pladierという噴水がある広場に出ます。
ここまで来れば、ニームの中心街もすぐ近くです。
実際、広場の向こうには円形闘技場が覗いて見えます(笑)
基本的には小さな街なので、バスなどの交通手段は特に必要ありません。
ただ、ニーム観光をはじめる上で買っておきたいのが、ニームパスPASS NIMESというもの。
有名どころにお得な金額で入場できるので、円形闘技場、メゾン・カレ、マーニュの塔の3か所を回ろうと考えている方は買うべきです。
1人13ユーロで、3日間有効です。
オンライン(https://www.arenes-nimes.com/fr/preparer-sa-visite/tarifs)でも事前購入できるようですが、それぞれの受付でも購入できますよ。
僕は初めに行ったマーニュの塔の受付で購入しましたが、難なく購入できました。
円形闘技場とマーニュの塔では、チケットに印字されているバーコードを入り口でピッとかざして入場します。
メゾン・カレでは、チケットの端っこの方をスタッフの方がもぎります。
観光が終わるまで無くさないようにしましょう!
各観光スポットの入場料など詳細はこちら→ https://www.arenes-nimes.com/fr/preparer-sa-visite/tarifs
マルシェ「Les Halles de Nîmes」を楽しむ
観光スポットが開くのは、早くても9時。
僕は朝早くに着く電車だったので、その早さを有意義に活用して、Les Halles des Nîmesに行きました。
Les Halles des Nîmesは毎日7:00から開いています。
Hallesは、室内版Marchesみたいなもの。
街の中心部、メゾン・カレの近くに位置しており、アクセスしやすいです。
外観からおしゃれだな〜と思いましたが、中に入ってさらにびっくり!
今まで見た中で、ダントツで綺麗で、お店も多いです。
パン、お肉、お魚、チーズ、オリーブ、花、野菜…
明らかに新鮮な食材がたくさん並んでいて、見ているだけでワクワク。
お腹が空いていたのでパン屋さんでパンを購入したのですが、お店のおばちゃんがすごく親切で優しかったです。
どうせ買えないし…と思わず、朝早く到着する方には是非訪ねてほしい場所です!
「La Tour Magne」でニームの街を一望
次に訪れてほしいのが、マーニュの塔です。
マーニュの塔は、フォンテーヌ広場を登った頂上にあります。
フォンテーヌ広場もおすすめスポットなのですが、まずはマーニュの塔を目指しましょう。
なぜなら、たどり着くまでに結構体力を消耗するからです(笑)
フォンテーヌ広場の奥にある階段(下の写真が登っている途中です)を登ったあとは、
森のようなところをさらに登って行くのですが、途中にこんな看板があります。
初めのうちは看板を信じて登って行きますが、途中でこの看板が消えます(笑)
もしかしたら僕が正規ルートとは違う道を登ってしまっただけかもしれませんが、そこは「フランスだからこんなこともあるか」と思って、とりあえず上に登って行きます。
一番上に出ると、道が開けて、突然現れました!
高さ30mほどの石造りで、紀元15世紀に築かれたものだとか。
そんなに昔のものがこんな形で残っていることに驚きです。
塔に空いている穴(?)には、鳩がすっぽり入っていました(笑)
中に入ると、真ん中に螺旋階段がひとつ。
そうです、これを登ります。
手すりは心もとなく、階段の幅も人一人分といった具合なので、高所恐怖症の方には辛いかもしれません。
階段の足元も石造りなので、雨の日などは滑らないように注意してくださいね。
息切れ気味に上り詰めたその先には・・・絶景が待っています!
ニームの街が一望できます!
僕が行った時はあまり人もおらず、絶景を独占できました。
たどり着くまでは大変ですが、疲れも一気に吹き飛ぶ絶景ですよ!
「Jardin de la Fontaine」で歴史を感じながらのんびりと
さて、マーニュの塔を見終わったら、行きは通り過ぎてしまったフォンテーヌ広場へ下りましょう。
この広場の中には、歴史を感じる遺構が随所に点在しています。
突然古めの柱が出てきたり、ものすごく広い広場があったり。
中には、今にも崩れ落ちそうな遺構まで。
これは自由に中に入れるのですが、危なすぎて「DANGER」の文字が(笑)
つまり、観覧自由だけど自己責任で、ってことですね。この国らしい。
でも、ものすごく古いものをこんなに間近で見られるとは、貴重な経験でした。
「Maison Carrée」でニームの歴史を知る
続いては、街中にあるメゾン・カレに行ってみましょう。
メゾン・カレは、西暦5年ごろ(!)に建築されたという、かなり古い神殿。
西暦一桁とは、もはや想像もつかないくらい古いですね・・・。
こんなにも古代のもので、完全な形を残す神殿はここだけらしいです。
2010年に修復完了したらしく、現在はとても綺麗な真っ白な神殿になっています。
それにしても、街中にこんなものが突如として現れるのが、面白いです。
どこからみても綺麗な神殿で、古代の人々の凄さを感じました。
メゾン・カレの内部では、ニームの成り立ちについてのミニ映画(30分程度)が上映されています。
有料ですが(ニームパスには含まれています)、ものすごくクオリティの高い映画です。
映画の中では、自分が行った場所が出てきて面白かったりもします。
会話はフランス語、字幕は英語と、ついていくのが大変な場合もありますが、見ているだけで迫力を感じられるので、一見する価値はありますよ!
日本語ガイドでじっくり知れる「Arènes de Nîmes」
さあ、ついに見て見ぬふりをしてきたニーム円形闘技場です!
こちらも街中、メゾン・カレの近くにあります。
この円形闘技場では、個別に入場料を払う、またはニームパスだと、オーディオガイドが借りられます。
嬉しいことに、日本語対応!(仏英独など、10言語に対応しています。)
ニームパスで中に入って右側に進むと、オーディオガイドを借りる窓口に着きます。
ここでデポジットとして、身分証のようなものを預けなくてはなりません。
窓口付近には「パスポートはダメ」と書いてありました。
口コミを見ているとホテルや家の鍵を預けたという話が多く見られましたが、怖くて預けたくないなーと思っていました。
そこで、ダメ元でパスポートのコピーを出してみたところ、なんとOK!
しかも、グループのうちの1人分で大丈夫でした。
パスポートのコピーなら、旅行者は必ず持っていますし、万が一無くされても大丈夫ですよね。
そうこうして、無事にオーディオを受け取り、早速探検です。
1〜2世紀に造られたといわれる、ニームの円形闘技場。
中に入って改めて思いますが、保存状態があまりにも良いです。
当時の石造りがそのまま残されている通路を通っていると、一気にタイムスリップしたような感覚に。
オーディオガイドの番号に合わせて移動すると、場所に合わせて、かなり詳しい解説をしてくれます。
ボルドーのCite du Vinでも思いましたが、フランスのオーディオガイドって本当に詳しいです。
世界史の授業1年分くらいの量があるんじゃないかってくらい、解説してくれます(笑)
それにしても、約2000年前の人々が同じ場所に立っていたとは、なんとも不思議な感覚。
そして、2000年も昔に、こんなにしっかりした建物を作っていたとは感服です。
すこしずつ移動しながらガイドを聞いていると、どんどん時間が過ぎていきます。
石段の一段が結構高いので、移動するだけで運動になります(笑)
徐々に上段にあがっていき、一番上から見下ろすと結構な高さです。
ちなみに、一番上の段でも柵などは全く設置されていないので、気をつけてくださいね。
周囲をぐるっと一周し、最後には、アリーナの中に立つことができます。
アリーナ入口には、ニームのマーク。
この円形闘技場は、現在でも闘牛やコンサートなどに使用されているそうです。
およそ2000年もの間、人々を楽しませる場として使用されているとは、すごいの一言ですね。
出口には、小さいお土産屋さんもありました。
あまり知られていませんが、ローマのコロッセオに負けないほど、長い歴史の中を生き抜いてきた建物です。
ぜひ、間近で見てみてください!
美味しいカフェ「Boulangerie Croquants Villaret」で一息
最後に、旅の途中で疲れた時にふらっと寄れるカフェをお教えします。
おすすめは、メゾン・カレにもほど近いBoulangerie Croquants Villeret。
外観からして、ワクワクするようなおしゃれな佇まいです。
窓際には、砂糖細工でしょうか?、かわいらしい動物たち。
あとで気づきましたが、これも売り物のようです。
中に入ると、ショーケースに美味しそうなパンとスイーツがたくさん!(写真はパンのコーナー)
店員のおばちゃんは英語を話せませんでしたが、非常に優しく、にこやかに対応してくれました。
Hallesに続いて、ニームのおばちゃんの株がだだ上がりです(笑)
コーヒーと、目に付いたケーキをいただきました。
見た目の色は少しキツめですが、可愛らしいりんご型と、おしゃれなケーキです。
味も、フランスにしては甘さ控えめで、とてもおいしかったです。
食べながらくつろいでいる間も、地元の方と思われるお客さんがひっきりなしに来ていました。
パンもおやつも種類豊富な、人気店だったようです。
優しいおばちゃんにも癒されて、とても良い休憩となりました。
今回もですが、僕はお店選びに、トリップアドバイザーの口コミを参考にしています。
経験上、高評価のお店にはハズレが少ないので、旅行前の下調べに活用することをおすすめします!
トリップアドバイザーはこちらからどうぞ↓
世界遺産になる前にニームを満喫しよう!
パリから3時間ちょっとで、こんなにも歴史ある街にたどり着きます。
コンパクトながらも見所がたくさんあり、人の優しさも感じられる素敵な街でした。
世界遺産に登録されれば旅行者も一気に増えるでしょうから、今のうちにぜひ訪ねてみてください!
他にも、フランス各地のおすすめ観光地も紹介していますので、ご覧ください!