先日、一時帰国のついでに、鹿児島旅行をしてきました。
今回は、鹿児島県の姶良市に注目。
「西郷どん」のロケ地としても、最近話題になった場所です。
古き良き景観の残る、姶良市のおすすめ観光スポットを紹介します。
【目次】
1.釉薬が綺麗な焼き物「龍門司焼」
2.日本の滝百選の一つ「龍門滝」
3.大河ドラマロケ地として多用!西郷隆盛も歩いた「龍門司坂」
釉薬が綺麗な焼き物「龍門司焼」
龍門司焼(りゅうもんじやき)は、姶良市指定無形文化財で、薩摩焼を代表する焼き物です。
陶器にハマっている僕にとっては、今回の旅の大きな目的。
龍門司焼は1598年朝鮮半島より渡ってきた朝鮮人陶工により始められた古帖佐焼の流れをくむ窯です。
1688年桜島を望むこの山ふところに築かれ、以来300年あまりの歴史を守り続けています。
(龍門司焼企業組合HPより)
300年以上と、非常に長い歴史のある焼き物なんですね。
陶土や釉薬は地元の山から採取しており、登り窯で焼きあげるのが特徴のようです。
今回訪れた窯は、龍門司焼企業組合というところ。
場所はすこし分かりにくいところにありますが、道路に面して案内板が出ていました。
案内板から入ると、味わい深い建物が。
正面奥(暖簾がかかっているところ)が販売所になっています。
中に入ると、綺麗な焼き物たちが整然と並んでいました。

大小さまざまな皿、そして鹿児島ならではの酒器・茶家まで勢揃いです。
釉薬がとても綺麗で、独特な鮫肌釉の器もありました。
どれも心惹かれるものばかりで、目移りするほど。
今回も、とても満足できる器を購入できました。

工房は販売所に隣接しており、お店の方から「どうぞ見て行ってくださいね」とおすすめされました。
すこし覗かせて頂きましたが、工房の方も雰囲気が素敵でした。
事前予約すれば、陶芸体験もできるそうですよ。
毎年12月には、陶器祭が開催されているようです。
時間の合う方は、合わせて訪れてみると良いかもしれません。
日本の滝百選の一つ「龍門滝」
2つ目のおすすめスポットは、龍門滝(りゅうもんだき)。
日本の滝百選の一つにも選出された滝です。
近くに駐車場が3カ所あります。
周囲はのどかな田園風景。
地図上では遠く見えますが、どこの駐車場でもそんなに距離はありません。
滝へと続く小道には温泉施設があり、地元の方らしき人々で賑わっていました。
少し歩くと、龍門滝に到着です。
滝の高さは、46m。
向かい側から眺められるようになっており、生い茂る緑の中に滝が見えます。
龍門滝は、流れ落ちる水と轟音が売りポイント。
らしいのですが…
冬だったためか、水量少なめでした(笑)。
雨の多い時期や降雨後が、水量が多くなってオススメです。
でも、滝越しにゴツゴツした岩肌が見えて綺麗でした。
滝を望める場所に、そうめん流しのお食事処もありました。
「そうめん流し」といっても、鹿児島のそうめん流しは回るタイプ。
夏場に立ち寄りたいお店ですね!
大河ドラマロケ地として多用!西郷隆盛も歩いた「龍門司坂」
最後に紹介するのは、龍門司坂(たつもんじざか)です。
龍門滝からほど近い場所にあり、散策がてら、歩いて行けます。
入り口は、普通の石の階段。
龍門司坂は、歴史の道百選に選定されているそうです。
これまでに、「翔ぶが如く」「篤姫」「龍馬伝」と多くの大河ドラマのロケ地になっています。
「西郷どん」でも、オープニングのロケ地として使用され、再び話題となっている場所です。
話題再燃に合わせてか、案内板も新調されたようですね。
西南の役では、西郷隆盛率いる軍勢が、この龍門司坂を通って熊本方面に行ったとか。
少し進んだだけで、石畳の雰囲気ある景色になってきました。
さらに進んでいくと、周囲を木々に囲まれた道になりました。
一気にタイムスリップしたような、不思議な感覚になります。
竹林が見られるところも。
石畳と、それを覆う苔がとても良い景色を醸し出しています。
冬だったので苔が少なめですが、梅雨時などはもっと綺麗に苔生しているんだろうと思います。
ただ、坂道は苔で覆われた石なので、とても滑りやすいですので足元にはお気をつけください。
凛とした空気と歴史を感じる、不思議な空間ですよ。
姶良市には穴場スポットがたくさん!
鹿児島というと、市内や指宿などに注目しがちですが、
姶良市は鹿児島空港からも近く、結構観光スポットもあります。
歴史好きや大河ドラマファンには、是非とも訪れてもらいたい場所。
九州旅行に組み込んでみてはいかがでしょう?
姶良市から車で1時間ほどにある、霧島神宮もおすすめです。
追記(2021年11月21日):霧島神宮が国宝に指定されました!
詳しくはこちらの記事を。
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