ガウディによるスペインの歴史的建築物、サグラダ・ファミリア。
ご存知の通り、現在もまだ建設中で、
2026年に完成すると言われている世界文化遺産です。
つまり、工事中の姿を見られるのも、あと数年という貴重な時期。
今回は、サグラダ・ファミリアのチケット購入方法と、内部を見学した感想をお伝えします!
1. チケットはwebで事前購入がおすすめ!
2. サグラダ・ファミリア内部、生誕のファサードの塔を見学
・生誕のファサードから内部へ
・生誕のファサード側のタワーに登る
・受難のファサード
・博物館とショップ
3. 夜のライトアップも見逃せません!
1. チケットはwebで事前購入がおすすめ!
入場チケットの購入は、webで事前に手配しておきましょう。
まずは、サグラダ・ファミリアの公式HP(https://sagradafamilia.org/en/home)へ行きます。
このページの、赤枠で囲まれた「Tickets」ボタンを押します。
個人・グループ・学校、どの予約なのかを選択する画面が出てきます。
9人までは個人、それ以上はグループの扱いとなるようです。
続いて、選択可能なチケットがいくつか出てきます。
赤いマークを見ると分かりやすいですが、上から順に、
・サグラダ・ファミリア入場チケット+タワーに登るチケット+オーディオガイド
・サグラダ・ファミリア入場チケット+ガウディの家博物館チケット+オーディオガイド
・サグラダ・ファミリア入場チケット+ガイドツアー
・サグラダ・ファミリア入場チケット+オーディオガイド
・サグラダ・ファミリア入場チケット
・ガウディの家博物館チケット
となっています。
ここで注意しておきたい点は、
サグラダ・ファミリアのタワーに登るためには、入場チケットとは別のチケットが必要だということ。
一番上のチケットを購入すれば、生誕もしくは受難どちらかのタワーに登ることができます。
ちなみに後ほど詳しく書きますが、
タワーの上りはエレベーターですが、下りは階段を降りることになるので、
体調などを考慮して購入されると良いと思います。
それぞれのチケットの「info」ボタンを押すと、より詳しい情報が出てきます。
タワーがメンテナンスや悪天候で閉鎖されている場合には、タワー代は返金されるようですね。
オーディオガイドには、日本語もあるので安心です。
一番下に表示されるnoteも読んでおきましょう。
11歳以下のこどもは無料、16歳以下は大人同伴でとのことです。
購入するチケットが決まったら、「BUY」ボタンを押して進みましょう。
次のページでは、チケットの詳細を決めていくことになります。
タワーを含むチケットの場合は、まずは登るタワーと、登る時間を決めます。
サグラダ・ファミリアには、受難のファサードと生誕のファサード、それぞれにタワーがあります。
チケット1枚で登れるのは、どちらか片方のタワーのみです。
生誕のファサード (Nativity facade) には、ガウディがつくったタワーがあり、
受難のファサード (Passion facade) には、ガウディの死後、スペインの彫刻家が手掛けたタワーがあります。
僕が予約したときの各タワーの予約状況としてはこんな感じ。
ガウディ建築の生誕のファサードの方が人気だろうと予測していましたが、
意外にもどちらも変わらない空き状況でした。
次に、サグラダ・ファミリア内部への入場を何時にするかの候補が出てきます。
この時間は、選択したタワーへの入場時間に応じて変化するようです。
僕の場合は、タワー入場の45、30分前の時間が表示されました。
ちなみに、タワーから降りてきたらまた同じ場所に出てくるので、
タワーに登るまでに内部を見終えられなくても大丈夫。
なので、好きな時間を選択すれば良いと思います。
続いて、人数の選択。
ATTENTIONに記載されていますが、
「安全上の理由から、タワーに登れるのは6歳以上」となっています。
また、オーディオガイド付きの場合は、言語を選択します。
ここまで選択できたら、次に進みましょう。
次ページでは、個人情報の入力になります。
上部に表示されているチケット詳細を確認したら、
氏名やメールアドレスなどを記入していきます。
そして最後は、支払いです。
使えるクレジットカードは、VISA, Master, JCBとなっています。
下部に3つあるチェック項目は、
プロモーションメールが不要な場合は、下2つにチェックして支払いに進みます。
カード情報を入力して支払いを終えると、
購入確定画面の表示とともに、チケットPDFが添付されたメールが届きます。
あとは当日、チケットを印刷して持参すればOKです!
2. サグラダ・ファミリア内部、生誕のファサードの塔を見学
当日は、チケットに記載された入場時間に合わせて、入場場所に向かいます。
メトロL2もしくはL5の「Sagrada Familia」駅を出ると、すぐ目の前にサグラダ・ファミリアが。
あまりにも突然の登場に、少し驚きました(笑)。
入り口ではチケットを見せ、X線での荷物検査を通過します。
「飲食物不可」の表記がありましたが、僕の場合は、ペットボトルの飲み物は特に何も言われませんでした。
また、神聖な場所であるため、露出の多い服は不可となっています。
ですが、観光客を見ている感じだと、短パンやノースリーブの人も普通にいました。
8月終盤だったにも関わらず、猛烈な暑さだったため、お咎め無しだったのかもしれません。
セキュリティ通過後、オーディオガイド付きの場合は、オーディオを受け取ります。
その後は、自由に内部を見学してまわることができます。
生誕のファサードから内部へ
まずは、生誕のファサードを外部から。
全体的にゴツゴツした造り。
近づいてよく見てみると、かなり細部まで彫刻が施されています。
生誕のファサードは、キリストの生誕を表現したもの。
人物の作りも非常に細かいです。
内部に入っていくと、石造りの長い柱に支えられた巨大な空間が現れます。
人気観光地だけあって、すごい人の数です。
真ん中の大きな空間には、キリストの像。
随所に見られるステンドグラスが非常に綺麗。
床への反射まで考慮した上での建築でしょうか。
時間を忘れて、しばし見とれてしまいました。
生誕のファサード側のタワーに登る
内部は自分の好きなように見学できますが、
タワー付きチケットの場合は、タワーに登る時間をお忘れなく。
僕は、生誕のファサードのタワーに登りました。
タワー入り口でチケットを見せ、設置してあるロッカーに荷物を入れます。
ロッカー利用には小銭が必要ですが、荷物受け取り時に返金されます。
タワーに登る際は、貴重品とカメラさえ持っていれば大丈夫です。
オーディオガイドの解説もないので、ロッカーに置いていって良いと思います。
なるべく身軽な方が、急な階段を降りるのが楽ですよ。
荷物を預けたら、エレベーターで上階に上がります。
エレベーターは約5名ほどしか乗れない小さなもの。
エレベーター内で到着場所と、その後の経路を説明してくれます。
エレベーターを降りたら、少しだけ階段を上ります。
階段には、「260」の数字が。
下からここまで260段ということでしょうか?
進んで行くと、別の塔に渡る小さな渡り廊下のような場所に出ました。
囲いは、細いワイヤーのようなもののみ。
写真は撮りやすいです。
すぐ間近に他の塔や、下からではあまり見えない塔の上のオブジェのようなものを見ることができます。
サグラダ・ファミリアではまだまだ塔が建設中のため、工事現場もすぐそこ。
これが見られるのも、数年のうちと思うとレア感がありますね。
※撮影場所が限られているため、Go Proなどの超広角で撮影できるカメラを持っていくことをオススメします! 僕は、Go Proの電池切れで使えなかったので(笑)、みなさんはそんなことがないようにしてくださいね。
そして、建物と反対側には、バルセロナの街が一面に広がっています。
いい眺めです。
別の塔に渡ると、下まで細い螺旋階段が続いています。
これからこの階段を降りて行くことになります。
塔内部から見た上部(先端のほう)はこんな感じ。
本当に細かい造りになっていますね。
途中、バルコニーのような所に出られる所が何箇所かあります。
人気の撮影スポットのようで、次から次へと人が来ていました。
途中の小窓からも、塔先端のカラフルなオブジェを見ることができます。
建設途中ならではの、覆われたオブジェも。
階段は、始めは両サイドともガードのあるものだったのですが、
段々とガードの弱い階段になっていき・・・
最終的には、こんな感じの階段に。
真ん中を覗くと、下まで繋がってる!
高所恐怖症の人は結構怖いかもしれません。
手すりをしっかり持って、気をつけて降りましょう。
結構な数の階段を降りるので、足腰の悪い方にはオススメできませんが、
下から見るのとはまた一味違った景色が見られるので、ぜひ登ってみることをおすすめします!
受難のファサード
帰り際には、キリストの死を描いた受難のファサードへ。
こちらはまた、生誕のファサードとは全く異なりますね。
現代っぽさを感じさせる、直線的な造り。
一つの建物でこんなにも違う面を見せてくれるとは、面白いですね。
博物館とショップ
外に出て出口の方へと向かって行くと、博物館のようなものとショップが入った建物があります。
博物館は、廊下のような所にパネル展示がずらっと並んでいました。
ショップは少しわかりにくい所にありますが、
結構広くて、いろんな種類のお土産が売ってあるので、覗いてみると楽しいと思います。
3. 夜のライトアップも見逃せません!
バルセロナに宿泊する場合は、ぜひ夜のサグラダ・ファミリアも見に行きましょう!
こちらは受難のファサード。
少し暗めですね。
一方、生誕のファサードがこちら。
昼とはまた別の、荘厳な雰囲気の建物に一変。
両方のファサードともライトアップされていますが、
生誕のファサードの方がより力を入れられている印象でした。
生誕のファサードの前には、ライトアップを見に来た人たちでいっぱい。
中からほんのりライトアップされたステンドグラスも綺麗です。
こうして見ていると、工事用クレーンまで建物の一部になってアートのように感じられますね。
場所によってはあまり治安が良くないバルセロナですが、
サグラダ・ファミリアはメトロのすぐ側なので、特に治安の悪さは感じませんでした。
ただ、あまり遅い時間の外出やひと気のない道などは避けて、十分にお気をつけください。
いろんな姿を見せる歴史的建築物、サグラダ・ファミリアを堪能してくださいね。
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