これまでにも、フランス各地のおすすめスポットを紹介してきました。
現在、フランスに住んでいるくろむぽんと申します。旅行が大好きで、渡仏してからはフランス国内に、2泊や3泊程度で出かけてプチ旅行を楽しんでいます。ヨーロッパは陸続きで電車でも、また最近は格安航空もあるので飛行機でも、隣の国に安くお出かけす[…]
今回は、南仏のアヴィニョンAvignonの街を紹介します!
【目次】
1. アヴィニョンの街中を散策
2. ローマ教皇の旧住居「教皇庁 Palais des Papes」
3. 歌でお馴染み「サン・ベネゼ橋 Pont d’Avignon」
1. Avignonの街中を散策
アヴィニョンは、パリからTGVで3時間弱の街。
アヴィニョンには2つの駅(TGV駅とCentre駅)があります。
TGVが到着するのはAvignon TGV駅ですが、
街の中心部は、Avignon Centre駅の方に近いです。
駅を出ると、すぐに目の前に城壁で囲まれた街並み。
エーグ=モルトの城壁よりも低くて、こじんまりした印象。
城壁に沿って線路があったので何だろう?と思っていたのですが、
どうやら2019年10月頃に、トラムの運転が開始するようです。
いろんな所へアクセスしやすくなるかも。
この駅前の入り口が、メインストリートである大通りへと続いています。
僕が訪ねたのは土曜日でしたが、大きな街並みに対して人の数がかなり少なく感じました。
住んでいる人よりも、観光客の方が多い印象。
両脇にアパレル店などが立ち並ぶエリアを抜けると、飲食店が取り囲む広場に出ます。
この広場も、お店の数に対して、人の数は少なめ。
フランスでオシャレにテラスでの食事を楽しみたい方などにとっては、穴場かもしれません。
また、教皇庁入り口の前には、観光用プチトランの乗り場もありました。
45分かけて街中を巡ってくれる(写真の赤線コース)ようで、時間のある方には良いかもしれません。
詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
後述しますが、メインストリート以外の道は迷路のようで、電波も悪いです。
事前にgoogleマップをオフラインでも使えるようにしておくことをオススメします。
2.教皇の旧住居「教皇庁 Palais des Papes」
まずは、アヴィニョン教皇庁です。
14世紀半ばに建設された、ヨーロッパ最大級のゴシック建築の建物です。
教皇宮殿とも呼ばれるだけあって、外観から迫力たっぷり。
全体の面積は、1万5千㎡ほど。
早速中に入って、受付。
僕はこちらで、次に紹介するサン・ベネゼ橋とのセット入場券を購入しました。
2箇所で14.5ユーロ(大人一人)です。
この入場料には、オーディオ機器の料金が含まれています。
初めに、iPadのようなもの(HISTOPADというらしいです)を受け取ります。
日本語も選択可能。
このHISTOPAD、なかなかすごいです。
オーディオで説明してくれるのはもちろんですが、
全体の地図を出して、現在地や見終わった場所を表示してくれたり、
各部屋では、14世紀当時の風景をARで再現してくれたりします。
ちょっとしたゲームなんかもあって、子どもも大人も楽しめます。
全体をしっかり見て回ると、2時間弱くらいかかります。
宮殿内部の随所には、14世紀のフレスコ画の痕跡。
教皇の寝室など、神聖な場所は撮影不可。
寝室の床のタイル地はとても綺麗な模様で、お土産品にもなっていました。
当時は、とても豪華な装飾の宮殿だったことが伺えますね。
礼拝堂に出ると、横にも縦にも非常に広い空間が広がります。
大きくも、繊細な建築に驚きです。
アヴィニョンの街並みを一望できるスポットもあります。
階段での上り下りはやや多めですが、見ごたえがあります。
時間をかけて、ゆっくりと回りたいスポットです。
出口手前には、品揃えが充実したブティックもありますよ。
余談ですが、ブティックから出たら右手に曲がると良いです。
僕は、何気なく左手に曲がったら、迷子になりかけました(笑)。
そんな時の為にも、googleマップをダウンロードしておきましょう。
年中無休
9:00-19:00(時期によって変動あり)
入場料:11ユーロ(サン・ベネゼ橋とのセットで14.5ユーロ)
HP:http://www.palais-des-papes.com/fr
3.童謡でお馴染み「サン・ベネゼ橋 Pont St.Bénézet」
もう一つのおすすめは、サン・ベネゼ橋です。
こちらは、「アヴィニョンの橋の上で」という童謡でも知られている橋。
12世紀に建設されましたが、その後争いで損壊。
修復されるも、また洪水などで徐々に損壊していったそうです。
現在は、橋の途中までしか残っていません。
受付では、オーディオの貸出があります。
教皇庁と同じく、こちらも日本語あり。
僕は正直、なくてもいいかな、と思いましたが。
説明は結構長めなので、じっくり知りたい方にはおすすめです。
入場料を払うと、橋の上を歩くことができます。
先がなくなっている所ギリギリまで行くことができます。
結構、柵がゆるい(笑)。
フランスってこういう危険そうな所でも、あまり安全策のようなものはないんですよね。
景観を損なわないし、個人的には好きです。
こちらが、川の真ん中から見た風景。
一部は二階建て構造になっていて、1階部分にも降りられます。
ちなみに、橋は外からでも見れます。
こちらは、下流側から見た風景。
時間と体力のある方は、高台になっているロシェ・ド・ドム公園から眺めるのも良いかもしれません。
年中無休
9:00-19:00(時期によって変動あり)
入場料:5ユーロ(教皇庁とのセットで14.5ユーロ)
HP:http://www.avignon-pont.com/fr
穴場の街・アヴィニョン
ちなみに、お土産品などは、バランス通りRue de la Balanceに多く集まっています。
プロバンスの特産・ラベンダー製品など、観光客向けの品もたくさんあります。
教皇庁からサン・ベネゼ橋に抜ける道でもあるので、ぜひ寄ってみてくださいね。
教皇庁とサン・ベネゼ橋であれば、3時間くらいでサクッと観光できます。
トラムが開通すれば、より観光しやすくなると思うので、オススメの街ですよ。
また、近場には、世界遺産「ポン・デュ・ガール」という古代ローマに建設された水道橋を見ることもできます。
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